一般的な中小企業は税理士を雇い入れて、会計処理をすることはかなりの負担となりますが、脱税などになってしまうことよりはお金をかけて、安全かつ確実な申告をすることを優先します。
しかし、ある程度経費のかかり方やお金の動き方がわかってくれば、それほど難しい申告処理をしなくても事務的にお金の処理ができるのが、IT系の中小企業の特徴です。

毎年同じような税務処理をしている場合には、担当者がいれば、申告は簡単にできるようになるのではじめだけ税理士を頼って教えてもらうだけで良くなり、節税を行うことができます。
さらに、申告においては経費をしっかりと計上する必要がありますが、固定資産がおおいIT系の会社では、節税をするときにも工夫が求められます。
一般的な会社ではパソコンなどは固定資産になりますが、IT系の会社ではノートパソコンなどは消耗品として扱うことが多いです。
多少安めの中古のコンピュータを購入して運用すれば、社員の作業の質を安く上げることもでき、消耗品として経費も計上することが可能です。

さらに、書類やバックアップ用のデータディスクなどもセキュリティ対策や、データ保持の観点から定期的に用意する必要があり、これらも経費に含めることができます。
意外と椅子や机など周辺機器もIT系の企業では重要なツールになるので、充実させることも大切です。
比較的、収入を固定させやすいIT系の中小企業では、税金を支払いすぎないように経費をかけてシステム上のグレードアップやバックアップなどをすることが対策にできます。